先進医療特約とは

先進医療とは、厚生労働省が定めた、特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術のことで、先進医療を受ける際の診察料、検査料、投薬料、入院料などは公的医療保険が適用されますが、先進医療の技術料は公的医療保険の対象外で、全額自己負担です。

平成30年12月1日時点で91種類※となっており、先進医療を受診できる医療機関は厚生労働省が定めています。その厚生労働大臣が認める医療技術・適応症、および実施する医療機関は随時見直されます。

医療保険における先進医療特約は、先進医療の全額自己負担部分をカバーするためのもので、所定の限度額の範囲内で技術料に応じた実費相当額の先進医療給付金を受け取ることができます。受給できる条件としては、治療・手術などの時点で厚生労働省が認めた先進医療であること、厚生労働省へ届け出た医療機関であることなどが挙げられます。

先進医療特約の保険料は、月々数百円程度の負担で先進医療特約をつけられます。先進医療の対象になるケースは数少なく、対象とならないこともあります。しかし、公的保険の補償外となる先進医療への備えを、少額でできるのは安心です。先進医療といっても治療法によっては、かかる費用も大幅な差があります。ご自身がどのような病気にリスクを感じるか、そのリスクを備えるべきかどうかを考えて、先進医療特約を付けるかを考えるのがよいでしょう。

 

※厚生労働省HP 「先進医療の概要について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/