がん保険をしる

がんとはなにか

人間の身体の細胞の総数はおよそ60兆個に及び、それらの細胞は常に様々な傷を受け修復するということを繰り返しています。ところが、細胞に何らかの異常が起こり、細胞が増殖を繰り返し、止まらなくなってしまうことがあります。そうして何年もかけてできた異常な細胞のかたまりの内、生命を脅かすものががんです。これは悪性腫瘍あるいは悪性新生物とも呼ばれます。がんは近くの組織に侵入し、一部が血管やリンパ管を通って離れた臓器に転移し、そこでも増殖します。そのため、臓器に侵食した場合は、臓器不全となり、特定のがんとなります。それゆえ、すべての臓器、組織にがんが発生する可能性があります。 がんは、白血病、悪性リン... 続きを読む >>

がんの治療法について

がんの告知を受けた方に示される治療方法は、基本的に「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」の3種類があり、これを三大療法と呼んでいます。各治療法については以下のとおりです。 〇手術療法 がんの病巣を切除する療法で、早期のがんや、ある程度進行しているがんでも、切除可能な状態であれば、手術療法が積極的に行われます。微小転移がなければ完治の可能性が高いことがメリットですが、切開をするため、創部の回復に時間がかかり、手術痕が残ってしまうこと、切除した部位によっては臓器や体の機能が失われることもあります。 しかし、最近の医療技術では、切除する範囲をできるだけ最小限にとどめる方法(縮小手術... 続きを読む >>

がん保険のメリット・デメリット

医療保険の特約では保障されない保障内容など、がん保険独自のメリットがあり、一方でデメリットもあります。 〇がん保険のメリット ・入院給付金は日数の限度が無い 医療保険では一度の入院に対して保障できる日数が60日や120日などのように制限されていますが、がん保険ではこの入院日数が無制限のものが主流です。再発転移などにより長期にわたって入退院を繰り返す場合でも日数制限がなく、治療途中で保障が切れることもなく安心して治療を受けることができます。 ・一時金での受け取りが可能 ※1 がん保険で診断一時金の保障がついている場合、がんと診断された場合に一時金を受け取ることができます。これは、医療保... 続きを読む >>

がん保険を選ぶ際のポイント

がん保険の種類は豊富にあり、保障内容も多岐にわたってきています。そのためにがん保険を選ぶ際にどのような違いに着目すればよいのか、以下のポイントがあげられます。 1. 診断給付金はあるか、また受け取り回数は複数か がんと診断されたときの「診断給付金」は、商品によって無いものがあります。またその給付の受け取り方が異なります。例えば、一度しか受取れない商品もありますし、再発した時などには条件つきで複数回受取れる商品もあります。また、保障内容に診断給付金がないものもあります。がんは、一度治れば必ずしも大丈夫とはいいきれません。数年経って再発することも想定されます。そのため、診断給付金が一度でよいの... 続きを読む >>

がん保険でも生保と損保ではどう違うの?

一概に「がん保険」といっても生命保険会社の商品と損害保険会社の商品に分類することができます。   生命保険会社によるがん保険は、「保障」であり、がんとなった際の金銭的な問題を包括的にサポートするものです。そのため、一時金や入院、手術、通院、先進治療、収入保障など、がんになった以後のあらゆる金銭的リスクを想定しているため、分類も細分化されており、自分に必要な金額を加入条件として選択することができます。 一方で、損害保険会社によるがん保険は「補償」であり、がんになった後に治療に際して、実質的に負担した医療費を保険で補う役割を持っています。そのため、実質的に負担した治療費... 続きを読む >>

がん保険の給付金の種類について

がん保険に加入し、給付金として保障される種類は以下のとおりです。 (1)診断給付金 診断給付金は、初めてがんと診断されたときに受け取れる給付金です。まとまったお金を受け取れますが、保障金額は商品や保険会社によってことなり、加入する際に選択することができます。また、受け取れる回数は1回、または複数回受け取れる場合もあります。複数回受け取れる場合は、2回目ががんによる「診断」か「入院」か「通院」なのかなど、条件が設定されています。さらに、保険会社によっては、診断給付金の支払いの対象となるがんとして、上皮内がんを除いている場合もあります。 がん診断給付金は、一時金として受け取れるため、高額... 続きを読む >>

がん保険の4つの種類

がん保険は一般的に以下の4種類に分類されます。 〇入院給付金型 一番種類が豊富ながん保険です。がん入院給付金の日額をベースとして、診断給付金、手術給付金などの保障額が決まり、また主契約にプラスして特約としてさまざまな保障が選択できます。この種類のメリットとしては、選択肢が豊富にあることです。どのようながんに罹患するか分からないので広くかつ長期的にがんのリスクに備えたいという方向けです。 〇診断給付金型 入院給付金型と異なり、入院給付金や手術給付金などがなく、診断給付金のみを保障する保険です。がんになったときに一時金としてまとまったお金が必要だという方にお勧めです。入院や手術の前にまとま... 続きを読む >>